香水の香りの種類一覧！香調を分類して匂いとおすすめを紹介

グルマン系とかシトラス系とか香水の香りの種類なんだろうけど、実際どれくらい種類があって、どんな特徴があるの？

今回は、香水の香りの種類を分類し、香調別に匂いとおすすめの香水をご紹介します。

どんな香水が自分にあっているのか、自分の好きな香りが何系の香りなのかを知るのに役に立つので、参考にしてみてください。

香水の香りの種類一覧

香水探しには、まずは香水のタイプを知る必要があります。

香調（ノート）ってなに？

香水の香りの種類を香調（ノート・Olfactive Family）といい、一言で言い表せば、「香りのタイプ」。

例えば、音楽にもロックやジャズ、クラシックなど音楽のタイプがあるように、香水にもタイプがあります。

香水のタイプ分類は音楽と同じように、香水メーカーや販売元によって違いがあり、結構適当ですし、複雑です。法律による規制や決まり事も特にありません。

ここでは、日本フレグランス協会も採用している最も有名なドイツの香料会社ハーマン＆ライマー（現在はシムライズ社）の分類を男女別にご紹介します。

女性用の香水の種類（シムライズの分類）

男性用の香水の種類（シムライズの分類）

シムライズの分類は、香水の香りの分類の基本ととらえられます。

香水は、様々な香料の組み合わせによってできており、世の中にはおおよそ6,000種類以上の香料があり、よく使われる香料だけでも800ほど。

その組み合わせによってできたパターンが香調のタイプとなっています。

新たな香調がどんどん生まれている

最近は、シムライズが分類しているような男女で分類できないユニセックスな香りも多く、さらに新たな香りが定番化してまた新しい香調（ノート）が生まれています。

お気づきのように「グルマン系」「スパイシー系」などは、シムライズの分類には入っていません。

そこで、あなたが聞いたことのある分類を入れて再度香調を分類していきます。

香水の香りを12種類に分類

マリン（アクア）のようにどちらにも分類される香調もあり、様々な香料の組み合わせでできるため、簡単に上のような表に分類できるものではありません。

ですが、あくまで香水を選ぶ際の参考になるため、自分が好きな香りが何系なのか、どんな香りのタイプが好きなのかを知っておくと、新しい香水に出会うきっかけになります。

ここからは、「香調ごとの香りのイメージとおすすめの香水」をご紹介していきます。

香水の香り分類【フローラル系の香り】

香水の基本かつ奥深い香水といえば、フローラルなお花の香り。4大フローラルと呼ばれる「ローズ」「ジャスミン」「すずらん」「ラベンダー」など様々なお花をベースに、甘くてさわやかな香りを楽しめます。

香水の半分以上をフローラル系が占めており、主張しすぎない香りのため組み合わせによってどんどん深みが増します。

• フローラル×シトラス：甘さとさわやかさ
• フローラル×ウッディ：甘さと落ち着き
• フローラル×オリエンタル：甘さとスパイシー

お花の香りを組み合わせることによって「ブーケタイプ」となることもあります。組み合わせ次第で男女ともに使える香りですよ。

香水の香り分類【シトラス系の香り】

シトラス系の香りはライムやマンダリンなど柑橘系をベースに作られ、日本人が好む香りの１つです。

爽やかで明るく、元気ではつらつとしている人物を想像でき、清潔感を与え、リフレッシュしたいときや集中したいときにも昔から使われてきました。

シトラスと一言で言っても、男らしいライムのキリっとした香りや柔らかな香りのベルガモットなど、柑橘系の種類によって強く感じさせたい香りを変化させることができます。

香水の香り分類【ハーバル系の香り】

上級者向けの香りのハーバル系の香り。

ハーブの種類も多く、オーガニック系として非常に人気を集めています。

特に男性に力強さとクールで知的な印象を与える香りのため、ビジネスシーンでも活躍。

• ハーバル×シトラス：夏のスポーツシーンで
• ハーバル×フゼア：お出かけやデートに

香水の香り分類【ウッディ系の香り】

樹木のイメージから重厚で落ち着いた強くもやさしい印象を与えることができるため、男性的な香水です。

ですが、ローズウッドなど種類によって女性のセクシーさや気品さのイメージを与えることもできるため、男女とも使い分けると、とても大人な雰囲気となります。

香水の香り分類【スパイシー系の香り】

スパイスと聞くとピリッとした辛そうな刺激的なイメージがありますが、実はシナモンなど甘い香りもスパイシー系に入ります。

他の香料とあわせて使うことで、引き締め効果や際立出せ効果があり、特にバルサム系やオリエンタル系と組み合わせることが多い香りのタイプ。

グルマン系は甘いものをより甘く、さわやかさをよりさわやかに。

オリエンタル系と組み合わせれば、セクシーで魅惑な香りがより引き立ち、アニスやペッパーなど刺激的で危険な香りになります。

デートの際には、男女ともに男性らしさ、女性らしさをより際立たせることができますよ。

香水の香り分類【バルサム系の香り】

樹脂の個性的でミステリアスな香料。

甘くて重い樹脂の香りが特徴で、トンカビーンやオークモス、ベンゾイン、ペルーバルサムなど組み合わせることで神秘的な香りを楽しめます。

香水の香り分類【オリエンタル系の香り】

相手にインパクトを与えるなら、オリエンタル系がベスト。

イランやインドなど中近東のイメージで、甘くエキゾチックで妖艶な印象を与えることができます。

かなり重ためな香りのため、上級者向けではありますが、つけ方や量をうまく調整できれば特別な日の最強な武器になります。

先ほどシムライズの分類で紹介したフロリエンタルは、オリエンタルの中でも華やかで妖艶な香り。社交界などでセレブがつけてい方も多い選ばれし人のみが許される香りです。

香水の香りの種類一覧！香水の探し方

あなたの好きな香りの種類は、わかりましたか？

香水の種類がわかれば、あとは自分の好みの香水を探して、試してみてください。

といってもいきなり香水のフルボトルを買うには勇気がいるし、高額なのでなかなか手がでずらい。

香水のサブスク「COLORIA(カラリア)」は、1,980円で4mlの香水をお試しできるので、私は香水を試してみるのによく使っています。

今回ご紹介した香水の種類でも検索ができますので、自分に合った香水が見つけられずに悩んでいるなら便利ですよ。