この記事では「電動歯ブラシのサブスクが話題になっているけど、実際使ってみてどんなデメリットがあるのか気になる」あなたに、実際に電動歯ブラシのサブスクを使っている私が正直なデメリットを解説します。
2022年現在電動歯ブラシのサブスクは4つの会社が運営していますので、それぞれのデメリットを解説していきます。
4つの電動歯ブラシのサブスク
- GALLEIDO DENTAL MEMBER(ガレイドデンタルメンバー)
- Dentaly(デンタリー)
- Quip(クイップ)
- Lilly(リリー)
また「電動歯ブラシのサブスクを使うメリット」や「手磨き歯ブラシに比べて電動歯ブラシ自体を使うメリットやデメリット」についても解説していきます。
最後には4つのサブスクで1番おすすめのサブスクも解説しますので、最後まで読んでみて下さいね。
電動歯ブラシのサブスクのデメリット
電動歯ブラシのサブスクといっても、4つのサブスクがあるのでそれぞれデメリットが違います。
3つの電動歯ブラシのサブスクで、それぞれのデメリットを紹介していきます。
GALLEIDO DENTAL MEMBER(ガレイドデンタルメンバー)のデメリット
デメリット
- 最低利用期間がある
- 歯ブラシの種類が選べない(選べるようになりました)
- 電源アダプタがついてこない
- メーカー以外の替えブラシは使用できない
- お風呂での使用ができない
ガレイドデンタルメンバーは最低利用期間がある
ガレイドデンタルメンバーは、3回以上配送してもらってからじゃないと解約する時に解約手数料1,980円がかかります。
配送周期は1名利用だと90日、2名利用だと60日、3名利用だと30日から選べるので、最低で3ヶ月、最高で9か月利用しないと余分なお金がかかっちゃいます。
例えば1名90日周期で3ヶ月頼むと合計で2,772円(税込)。1回でやめると解約金含め2,820円なので3回利用したほうがお得。逆に9か月利用して2,772円なのでかなりコスパ良いです。
実際使ってみていますが、安いし使いやすいし、今のところ「やめようかな」と思ったことはありませんので、今のところそれほどデメリットに感じていません。
ガレイドデンタルメンバーは歯ブラシの種類が選べない(選べるようになりました)
ガレイドは元々替えブラシが1種類しかありませんでしたが、今は3種類から選ぶことができ、デンタルフロスも追加できるようになりました。
さらに子ども用もあるので、ファミリープランを申し込めば家族で利用できます。替えブラシだけ取り換えれば家族で本体を共有できるので、新たにお金もかかりません。
替えブラシの種類 | 替えブラシ | 1本あたりの料金 |
スタンダード(硬さ普通) | 280円 | |
子ども用(硬さ普通) | 2ヶ月無料(220円) | |
フラット(歯科衛生士推奨・硬さ普通) | 330円 | |
極細(0.02mm以下)(硬さやわらかい) | 330円 | |
デンタルフロス | 初回無料(一袋130円) |
ガレイドデンタルメンバーは電源アダプタがついてこない
電源ケーブルはついてくるのに、なぜかアダプタは恐らくコストカットに関係でついてきません。
私はiPhoneのアダプタを使っていますが、100円ショップなどでも売っているので安く購入できますよ。
メーカー以外の替えブラシは使用できない
当然と言えば当然ですが、他社の似たような替えブラシは使用できません。
それはどの電動歯ブラシを購入しても同じですし、定期的に月280円で替えブラシが送られてくるし、大人であれば種類も3つから選べますので、大きく困ることはないかと思います。
お風呂で使用できない
ガレイドデンタルメンバーの防水機能はIP65。
多少のシャワーがかかるくらいでは壊れませんが、水の中に落としてしまっても壊れない防水機能ではないので、お風呂に入って歯を磨くことはできません。
私がガレイドデンタルメンバーを使ってみて感じたデメリットはこの5つです。どれも解決できるので、私は今のところ困ったことはありませんよ。
ガレイドデンタルメンバーを詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
-
ガレイドデンタルメンバーの評判・口コミ!電動歯ブラシを使った感想をレビュー
続きを見る
-
電動歯ブラシのサブスクガレイドとは?本体無料なのはいつまで?
続きを見る
Dentaly(デンタリー)のデメリット
デメリット
- 最低利用期間がある
- 子ども用の替えブラシがない
- 電源アダプタがついてこない
- メーカー以外の替えブラシは使用できない
- 決済方法がクレジットカードのみ
最低利用期間がある
Dentaly(デンタリー)は、ガレイドデンタルメンバーとかなり似ているサブスク。
最低利用期間もガレイドデンタルメンバーと同様に3回配送しないと、1,980円の解約手数料がかかります。
Dentalyの場合は、配送周期が3か月に1度なので実質9ヵ月利用する必要があります。
とはいえ、ガレイドデンタルメンバー同様実際使って見た感じ、かなりコスパも良く、電動歯ブラシ自体がしっかりしているため、辞めようとはなかなか思えません。
子ども用の替えブラシがない
ガレイドデンタルメンバーは替えブラシの種類が子ども用含めて5種類あります。
デンタリーの場合は、まだフラットと山型の2種類のみ。今後増えていくとは思いますが、2022年時点では子ども用ブラシがある(しかも通常より安い)ガレイドデンタルメンバーの方が、お子さんが使うにはおすすめ。
とはいえ、Dentaly(デンタリー)は、6歳以上のお子さんであれば使用できると公式で記載されています。
電源アダプタがついてこない
電源アダプタに関しても、ガレイドデンタルメンバーと同じく、ついてきません。コストカットの理由だと思います。
100均やスマホ用のアダプタで十分使えるので、問題はありません。
メーカー以外の替えブラシは使用できない
こちらもガレイドデンタルメンバーと同じ。
T字カミソリやプリンターのように、安く本体を購入していただき、継続的に替えを購入するというビジネスモデルですので、他社の替えブラシは使えませんし、大手のように代替品があるわけでもありません。
決済方法がクレジットカードのみ
ガレイドデンタルメンバーの決済は、クレジット決済とAmazon Payの2種類。さらに、手数料220円かかりますが、後払いもできます(高くなって意味ないけど)
クレジットカードがないと利用できないのはたしかにデメリットではありますが、この機に年会費永久無料で楽天カードで作ってみるのも良いかもですよ。
ポイントは貯まるし、審査ゆるいし、損することはありません。
Dentaly(デンタリー)を実際使った感想はこちらでレビューしています↓
-
電動歯ブラシのサブスクDentaly(デンタリー)を使った口コミや評判!ガレイドとどちらがお得?
続きを見る
Quip(クイップ)のデメリット
デメリット
- アメリカのサイトなので日本語対応していない
- 本体25ドル(2,600円程度)
- 初回送料15ドル
- 海外発送のため届くまで15日営業日かかる
- 本体電池式
アメリカのサイトなので日本語対応していない
アメリカの電動歯ブラシのサブスクのため、日本語対応をしていません。
なので、海外の通販サイトを利用したことがないと登録の時にかなり手間取るのが大きなデメリット。
クイップは本体25ドル(2,600円相当)
クイップは今回紹介する3つの電動歯ブラシの中では、最も本体代が高い25ドル(2600円相当)なのがデメリット。
ガレイドデンタルメンバーは本体無料。
リリーは2本注文すれば本体無料になりますが、1本目は1,045円です。
海外発送のため届くまで15日営業日かかる
当然ですが、海外のサブスクのため商品到着までにかなり時間がかかります。
15日営業日なので約3週間程度待つ必要があります。
また国際送料がかかるので、約1,600円かかります。
クイップは本体電池式
クイップの本体はサブスクには珍しい電池式。電池は3ヶ月以上持つことが売りですし、バッテリーが内蔵されていないので安いのが特徴。さらに、電池式であれば充電忘れがないのがメリット。
ただし、電池式の方が充電式よりも電動歯ブラシの振動数が少なく、パワーが弱くなるため磨き残しができてしまうのが大きなデメリットです。
多くの電動歯ブラシはパワーを維持し、しっかりと振動によりきれいに磨けるように充電式を採用しています。
Lilly(リリー)のデメリット
2020年10月に今話題のクラウドファンディングサイト「makuake(マクアケ)」で、現役大学生の秋山さんが立ち上げた電動歯ブラシのサブスク。
デメリット
- 最低6ヶ月継続必須
- 6ヶ月間、月2,480円(税込)と割高
- 替えブラシが1サイズのみ
- 子ども用がない
Lilly(リリー)は6ヶ月間継続必須、月2,480円(税込)と割高
リリーは最低6ヶ月継続利用しなければ解約ができない縛りがあります。
また、初回から6ヶ月間は毎月2,480円かかるので、結構割高。
替えブラシが1サイズのみ・子ども用なし
今後運営がうまくいけば、ガレイドのように様々な替えブラシのサイズや形がでてくると思いますが、現在始まったばかりのサブスクのため替えブラシのサイズは、1サイズのみ。
また、小学生以下の小さなお子さん用のサイズがないため、小学生高学年以上を推奨しています。
ちなみにガレイドの子ども用は「乳歯が生えそろったら」ということで6歳以上のお子さんは利用できます。
電動歯ブラシのサブスクのメリット
どの電動歯ブラシのサブスクを利用しても言える「電動歯ブラシをサブスク利用するメリット」は2つ。
メリット
- 定期的に替えブラシが交換できる
- 市販より圧倒的に安い
- 送料がかからない
- 買いに行く手間がない
定期的に替えブラシが交換できる
電動歯ブラシでも手磨きの歯ブラシでも言えることですが、長期間交換しないと多くの細菌がブラシにつき、非常に不衛生です。
さらにあまり知られていませんが、長期間つかったハブラシはあなたが思うよりずっと歯垢やバイオフィルム(細菌)が落ちなくなります。
そのため、基本的にはどの歯ブラシも1ヶ月交換を推奨されています。サブスクは、1ヶ月交換ができるように替えブラシを送ってくれるので、衛生面でも歯ブラシの機能面でも優れているんですよ。
市販より圧倒的に安い
電動歯ブラシブランド | 本体価格 | 替えブラシ料金 |
ガレイドデンタルメンバー | 本体無料(2本目以降990円) | 280円/本 |
ブラウン | 3,980円(Amazon正規品最安値) | 753円/本 |
フィリップス | 3,609円(Amazon正規品最安値) | 715円/本 |
パナソニック | 3,377円(Amazon正規品最安値) | 328円/本 |
本体価格も替えブラシ料金も一番やすい「ガレイドデンタルメンバー」と市販の電動歯ブラシを比較してみました。
ガレイドデンタルメンバーは、本体無料で替えブラシも市販の電動歯ブラシも最安値なので、長期間使えば使うほどコスパが良くなります。
送料がかからない
クリップ以外は毎月送料無料です。送料にお金をかけるほど無駄なことはないので、大きなメリットですよね。
市販の場合は、店舗で買えば送料はありませんが、Amazonなどで購入する場合はAmazonプライム会員じゃなければまとめ買いしないと送料がかかってしまって無駄になってしまいます。
買いに行く手間がない
店舗での購入は、送料がかからない変わりに買いに行く手間がありますよね。
基本的に1ヶ月に1度交換が推奨されている電動歯ブラシなので、買い忘れも多くありめんどくささから続かない場合も多くなります。
多くの電動歯ブラシのサブスクは、家に直接送ってくれるだけではなく、ポストに投函してくれるので家にいる必要なく受け取ることができます。
電動歯ブラシを使うデメリット
ここからは、「電動歯ブラシ自体そもそも使うメリットやデメリットがあるのか」について簡単に解説します。
デメリット
- 歯ブラシのコストが高い
- 充電や電池の交換が必要
- 使い方を間違えると歯や歯茎を傷つけてしまう
歯ブラシのコストが高い
そもそも電動歯ブラシは、本体が高いのが一番の難点。
先ほど紹介したとおり、最安値でも4,000円近く値段がしますし、良いものだと5,000円~7,000円のものも多いので初期費用がかさみますよね。故障したら、また購入しなければなりません。
電動歯ブラシのサブスクは本体無料など、価格が安いので問題ありません。
充電や電池の交換が必要
手持ち歯ブラシは、充電や電池の交換の必要はないですが、電動歯ブラシは必要になります。
充電し忘れると使えない場合もあるので、少々めんどくささはありますよね。
ただし、ガレイドはフル充電であれば1日2回使用で45日使用できますし、リリーやデンタリーは1日2回使用しても70日使用できるので、大きなデメリットではありません。
使い方を間違えると歯や歯茎を傷つけてしまう
電動歯ブラシの正しい使い方は以下の方法と言われています。
電動歯ブラシの正しい使い方
- かみ合わせの部分はブラシを垂直に当てる
- 歯と歯茎の境目、歯周ポケット部分は、ブラシを斜め45°に当てる
- 歯にやさしく当てて使う
そもそも電動歯ブラシはゴシゴシ磨くものではなく、やさしく歯に当てるだけでしっかりと磨けます。
電動歯ブラシのメリット
電動歯ブラシを使う一番のメリットは、手磨きブラシより明確に歯垢や細菌を除去してくれるところです。
電動歯ブラシのメリット
- 正しく磨けば歯垢汚れをより落とせる
- 短い時間でハミガキができる
- 手を動かさなくてよいので疲れない
- 歯茎のマッサージ効果が高い
正しく磨けば歯垢汚れをより落とせる
有名な話ですが、ある人が手磨き歯ブラシで磨いた時は歯科検診で80%も歯垢汚れがありましたが、電動歯ブラシに変えてから歯科検診をしたところ、20%しか歯垢汚れがなかったため、電動歯ブラシを毛嫌いしていた歯科医師さんも電動歯ブラシを他の患者さんに勧め始めたという話があります。
短い時間で疲れずにハミガキができる
電動歯ブラシは、歯にブラシを当てるだけなので疲れずに短い時間で歯磨きができます。
基本的には口を四等分して、それぞれ30秒ずつ2分間を目安に歯磨きすることが良いとされており、ガレイドの電動歯ブラシも2分間で一度電源が止まるようにできています。
歯茎のマッサージ効果が高い
歯周病の原因として、歯肉(歯茎)の血行不良が上がれれます。
歯肉マッサージを行うことで血行良くすることで、歯周病予防に効果があると言われています。
ブラシの毛先をやさしく歯肉に当てて、電動歯ブラシで小刻みに振動を起こすことで、手磨きブラシよりもより効果がを発揮します。
一番人気は音波式電動歯ブラシ
特に一番人気で、歯垢除去や歯茎マッサージ効果も高い電動歯ブラシの種類は「音波式電動歯ブラシ」です。
理由は、高速な音波の振動によってできた水流や気泡によって、ブラシが当たっていない部分の汚れまで落としてくれるので、奥歯などなかなかブラシを当てずらい場所の汚れも落とせるからなんです。
ガレイドは音波式電動歯ブラシで1分間に37,000回の振動、リリーは超音波式電動歯ブラシで1分間に39,000回の振動とどちらもかなりの高振動で磨くことができます。
さらに音波式電動歯ブラシは、歯や歯茎を傷つけにくいというメリットもあります。
電動歯ブラシのサブスクおすすめはどれ?
ここまでは、「電動歯ブラシのサブスクのデメリット・メリット」と「電動歯ブラシを使うことのデメリット・メリット」を解説してきました。
最後に4つの電動歯ブラシのサブスクを簡単に解説していきます。
ガレイド | デンタリー | クイップ | リリー | |
月額料金 | 308円 | 330円 | 5ドル(500円程度) | 初めの6ヶ月間月2480円 6ヶ月以降580円 |
本体料金 | 無料 | 無料 | 25ドル(2600円程度) | 月額料金に含まれる |
送料 | 無料 | 無料 | 初回15ドル 以降無料 |
無料 |
配送周期 | 30日~90日 | 90日 | 1ヶ月~3ヶ月 | 1ヶ月に1度 |
最低利用期間 | 3回の配送 | 3回の配送 | なし | 6ヶ月 |
防水規格 | IP65(水滴程度) | 完全防水 | 防水(規格不明) | IPX7(完全防水) |
振動回数/分 | 37,000回/分 | 3段階 31,000円~40,000回/分 |
不明 | 39,000回/分 |
電源 | アダプタ・USB充電 | アダプタ・USB充電 | 電池 | ワイヤレス充電 |
稼働期間(1日2回使用) | 45日 | 60日 | 3ヶ月 | 70日 |
公式サイト | GALLEIDO DENTAL MEMBER | Dentaly | quip(クイップ) | Lilly(リリー) |
上の表のとおりですが、機能面ではデンタリーとリリーが完全防水で、さらに振動回数も39,000回/分と高く性能面では若干良いですが、コスパはガレイドデンタルメンバーとデンタリーがかなり高いです。
実際私が使ってみても、ガレイドデンタルメンバーとデンタリーは非常にメリットも多く、なにより9か月使っても3,000円以下しか料金がかからないですし、本体無料で永久保証なので、毎月のコストを下げる上でもイチオシです。
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