保育園におむつを定期的に配送してくれるから、保護者の手間なくおむつを保育園に補充できるサブスクが、もう当たり前になっていますよね。
特に有名な「手ぶら登園」では、行政などの取り組みとして保育園に導入されているケースも多いんです。
そんな保育園に定期的に配送してくれるおむつのサブスクは、どんどん新しいサービスが生まれています。月額料金をもっと安く、おむつのクオリティも高く、お母さん・お父さんに寄り添ったサービスが増えています。
特に一度にたくさんのおむつが配送されることが多いので、保育園の置き場所に困って利用を断念してしまう問題を解決できるサブスクも…
今回は、注目の「保育園におむつを配送してくれるサブスク」を6つご紹介していき、それぞれのサブスクの違いをご紹介します。
保育園におむつを届けてくれるサブスクのメリット
おむつを保育園に届けてくれるサブスクの特徴は、手ぶら登園などでご存じかと思いますのであえてご紹介するまでもないかもしれませんが、改めてご紹介していきます。
ポイント
- 月額定額制で保育園でのおむつが使い放題
- 保育園とサブスクのやり取りでおむつの補充を自動でしてくれる
- おむつに記名不要で手間を省ける
- 保育園分のおむつのストックが不要
簡単に説明すると、今までお母さん・お父さんが保育園からおむつの補充を依頼されて持っていっていた手間やおむつ1つ1つに書いていた名前を書く手間もなくなり、一切をサブスクが請け負ってくれます。
記名に関してはサブスクサービスが記名するのではなく、使っている保育園で子供たちがそのサブスクのおむつを共有するイメージなので、保育士さんの履かせ間違いもなくなるメリットも。
ご自宅に置いていた保育園分のおむつスペースもなくなるため、ご自宅まで片付いちゃうメリットまであるので、これほど注目されているんです。
保育園におむつを届けてくれるサブスク6選
手ぶら登園 | ミラフィールビズ | 1Month | おむつん | 手ぶら保育 | おむつお届け定額サービス | |
おむつの種類 | ムーニー・マミーポコ | ミラフィール | パンパース | グーン | 複数メーカー | whito |
料金 | 3,278円/月 | 2,178円/月 | 非公開 | 2,500円~3,600円/月 | 2,180円~3,180円/月 | 3,278円/月 |
おしりふき | 〇 | 〇(オプション) | 〇 | 〇 | × | 〇 |
前掛け | × | 〇(オプション) | × | × | × | × |
使用上限 | なし | 2セットまで オプションにて無制限 |
なし | なし | なし | なし |
おむつ持ち帰り | なし | あり | なし | なし | なし | なし |
最低配送数 | 不明 | 1ケース | 1ケース | 不明 | 1ケース | 5ケース |
公式サイト | 手ぶら登園 | ミラフィールビズ | らくらく登園 | おむつん | 手ぶら保育 | おむつお届け定額サービス |
今回ご紹介するおすすめの定額おむつお届けサービスの違いを表にまとめました。
それぞれのサブスクについて、簡単にご説明していきます。
おむつ1枚当たりに対する月額料金のお得度もご紹介していますので、参考にしてみてください。
手ぶら登園
保育園におむつを届けてくれるサブスクの最大手。BABYJOB株式会社が運営しています。
2020年サブスク大ビジネス賞を受賞したことでも有名で、現在導入保育園は全国で1310(2021年10月時点)と最も多く、自治体とのつながりも深いサブスクです。
手ぶら登園で使えるおむつの種類
おむつメーカーのユニチャームと共同運営していることから、ユニ・チャームのおむつ「マミーポコ」と「ムーニーマン」のおむつを利用することができます。
- Sサイズ:ムーニーエアフィット(テープ)
- M~Bigサイズ:ムーニーエアフィット(パンツ)
また、おしりふきも月額料金に含まれ使い放題なのがお得。
手ぶら登園の月額料金は?
手ぶら登園は、すべての大きさのおむつを月額3,278円で無制限で利用でき、記名の必要なく利用できます。
ただし、手ぶら登園を利用することでおむつのコスパが良くなるかというとそうもいきません。
例えば、Mサイズのムーニーマンは1枚24円ほど。毎日登園すると22日で、一日4回のおむつ交換をした場合2,112円。
手ぶら登園は月額3,278円かかるため、持参したほうが安くなります。
詳しくは↓
-
-
手ぶら登園の費用はどのくらい?口コミや使えるおむつの種類を紹介
続きを見る
ミラフィールビズ
ミラフィールビズは、パンツタイプなのにテープで微妙なサイズを微調整できるため、どのオムツも合うサイズのものがないと悩んでいる赤ちゃんにもおすすめできるおむつ「ミラフィール」の保育園お届けサービス。
デザインも人気で、女の子なのにアンパンマンはイヤなど悩みがあるなか、男女どちらの赤ちゃんにもカワイイ人気のデザイン。イラストレーター西淑さんが手掛けていることでも話題です。
ミラフィールビズで使えるおむつ
ミラフィールビズでは、ミラフィールのおむつをSサイズ~XXLサイズの5種類を利用できます。
おむつのサイズ
- Sサイズ: 4 – 8kg
- Mサイズ:6 – 11kg
- Lサイズ:9 – 14kg
- XLサイズ:12 – 17kg
- XXLサイズ:15 – 28kg
ミラフィールビズでは、おむつの無料サンプルを全サイズ試すことができるため、赤ちゃんに合うか合わないかを自宅で試すことができ、安心して利用することができます。
もっとミラフィールのおむつを詳しく知りたい方は、こちらでレビューしています↓
-
-
ミラフィールのおむつの口コミ・評判!漏れる心配や定期配送をご紹介
続きを見る
ミラフィールビズの月額料金は?
ミラフィールビズは、月額2,178円より利用することができます。
さらに有料オプションを追加することで、「前かけ」と「おしりふき」も使い放題になるため、園に持っていくものを減らすことができます。
高級おむつのイメージがあるミラフィールは、自宅用の定期便であればMサイズ約33円。ミラフィールの自宅用定期便を単純計算すると、1枚当たりで換算すると33円×22日×4枚=2,904円。
保育園用のミラフィールビズの場合は、22日×4枚=88枚と考えれば1枚24円で利用できることになり、高級おむつなのにムーニーマンを自分で購入した場合とほぼ同じ値段で利用できます。
月2パックまでという制限がありますが、オプションによりパック制限を無制限にすることもできます。
さらに、1ヶ月無償トライアルもあるため、一度は試してみるべきサブスクです。
らくらく登園セット1Month
らくらく登園セット「1Month」は、「おむつ」だけではなく、「おしぼり」や「お布団」も月額定額制でレンタルできるサブスク。
それぞれ別のコースではありますが、他にはない特徴のあるサブスクで、ユニフォームレンタルや白衣レンタルを行う「小山メディカルサービス株式会社」が運営しているサブスクです。
らくらく登園セット1Monthで使えるおむつ
1Monthで利用できるおむつは、パンパース。
詳しくは非公表のため、直接お問い合わせまたはパンフレットで確認する必要があります。
らくらく登園セット1Monthの月額料金
らくらく登園1Monthの月額料金は、非公表です。
詳しくは直接お問い合わせ、またはパンフレットで確認する必要があります。
おむつん
おむつんは、幼稚園・保育園向け保育備品の販売事業を60年手掛ける老舗「有限会社いとう教材社」が運営するおむつお届けサービス。
首都圏を中心に運営しているため、都内在住の方向けのサブスクです。
おむつんで利用できるおむつの種類
おむつんで利用できるおむつの種類は、エリエールの「グーン」を採用。
サービス内容は、手ぶら登園と同様記名不要、おむつとおしりふきを届けてくれるサブスクになります。
おむつんの月額料金
週5登園 | 週6登園 | |
0歳児クラス | 3,000円 | 3,600円 |
1歳児クラス | 2,800円 | 3,400円 |
2歳児クラス | 2,500円 | 2,900円 |
おむつんは、手ぶら登園とほとんど同じシステムのサブスクですが、月額料金はどの年齢も一緒ではありません。
実年齢ではなく通っている保育園のクラスによって料金が変動し、クラスが上がることに料金が安くなります。
グーンのMサイズの1枚当たりは19円ほど。19円×22日×4枚=1,672円と、自分で購入するよりサブスク料金のほうがかなり割高になります。
手ぶら保育
手ぶら保育は、株式会社NECOSが行う保育園セットの使い放題&宅配サービスです。
基本的には、Tシャツやエプロン、寝具などのレンタルを行っていますが、それ以外におむつの使い放題サービスも行うサブスク。
特徴は、利用できるおむつの種類の多さです。
手ぶら保育のおむつの種類
ライトプラン | ノーマルプラン | プレミアムプラン | |
おむつの種類 | GENKI! マミーポコ ママベアー |
ムーニーマン パンパース ほか全7種類 |
ナチュラルムーニー メリーズファーストプレミアム ほか全10種類 |
プランによって利用できるおむつの種類が変わり、プレミアムプランでは高級ラインと呼ばれるおむつまで利用できます。
他のサブスクでは、基本おむつは1~2種類で、赤ちゃんに合わないおむつでも利用しなければならないのがデメリットでしたが、手ぶら保育は好きなおむつを選べるのが大きなメリット。
月額3,980円で「粉ミルク」の使い放題サービスも行っており、10種類の粉ミルクから選ぶことができます。
手ぶら保育の月額料金
ライトプラン | ノーマルプラン | プレミアムプラン | |
月額料金 | 2,180円 | 2,880円 | 3,180円 |
手ぶら保育の月額料金は、プランによって変わります。
使いたいおむつの種類によって変わるため、ゲンキ!やマミーポコなど価格帯の安いおむつでも十分という方であれば、2,180円とかなり安い料金でおむつ使い放題を利用できることになります。
一番安いプランのマミーポコを選んだ場合、Mサイズ1枚25円ほどなので、25円×22日×4枚=2,200円なので、ほぼ自分で購入するのと同じ料金で利用できます。
おむつお届け定額サービス
運営会社は学研とネピアという有名企業。
サブスクの内容自体は、手ぶら登園と全く同じ。記名不要で、おむつやおしりふきの使い放題サービスです。
0歳~2歳クラスを対象にしています。
おむつお届け定額サービスのおむつの種類
おむつお届け定額サービスのおむつの種類は、whitoの4種類のおむつ。
おむつタイプ | サイズ | 目安体重 | 時間タイプ |
Whitoテープ | Mサイズ | 6~11kg | 3時間タイプ |
Whitoパンツ | 7~10kg | ||
Lサイズ | 9~14kg | 12時間タイプ | |
Bigサイズ | 12~17kg |
おしりふきも使い放題です。
おむつお届け定額サービスの月額料金
おむつお届け定額サービスの月額料金は、どのおむつを利用しても月額3,278円と、手ぶら登園と全く同じ料金。
どのサイズを利用しても同じ料金ですが、ホワイトのMサイズ3時間タイプの1枚当たりの料金は24円ほど。24円×22日×4枚=2,112円なので、手ぶら登園同様自分で購入したほうが安くなります。

どのサブスクを選べばよいか、目安をご紹介していくよ!
保育園におむつを届けてくれるサブスクの選び方
ここからは、今回ご紹介した6つのサブスクの特徴を踏まえて、それぞれの違いをより詳しくご紹介していきます。
どのサブスクを選ぶべきか、目安にしてみてください。
おむつの種類の違い
手ぶら登園 | ミラフィールビズ | 1Month | おむつん | 手ぶら保育 | おむつお届け定額サービス | |
おむつの種類 | ムーニー・マミーポコ | ミラフィール | パンパース | グーン | 複数メーカー | whito |
それぞれのサブスクによって扱っているおむつの種類が違い、赤ちゃんの月齢や体の大きさに合わせて、できればご自宅で使っている赤ちゃんに合っているおむつを保育園でも使いたいですよね。
決まったおむつがないのであれば、以下の2つがおすすめ。
- ミラフィールビズ
- 手ぶら保育
ミラフィールビズのおむつは、サイズもSサイズ~XXLサイズまで5サイズ展開しており、さらにパンツタイプでありながらテープがついているため、微妙なサイズ調整が可能。
おむつで一番困るのは、サイズが合わないことによる「漏れ」。微妙なサイズを調整することで、漏れのリスクをかなり軽減してくれるので、どのおむつも種類が合わない赤ちゃんにもおすすめです。
手ぶら保育の場合は、ご覧のとおり10種類のおむつから選ぶことができるため、あなたの赤ちゃんに合うおむつを探せます。
月額料金の違い
手ぶら登園 | ミラフィールビズ | 1Month | おむつん | 手ぶら保育 | おむつお届け定額サービス | |
料金 | 3,278円/月 | 2,178円/月 | 非公開 | 2,500円~3,600円/月 | 2,180円~3,180円/月 | 3,278円/月 |
月額料金を比較しても、ミラフィールビズと手ぶら保育が最も安く利用できます。
また先ほどご紹介したとおり、1枚あたりのおむつの料金と月額料金を比較しても、この2つのサブスクが最もコスパよく利用できます。
ただし、手ぶら保育の場合は「genki!!」や「マミーポコ」など定価が少し安めのおむつを利用できますが、ミラフィールビズの場合はミラフィールという1枚33円ほどの高級おむつを安く利用できるため、ミラフィールビズのほうがよりお得です。
おむつのサブスクの導入しやすさの違い
はじめておむつのサブスクを利用するのであれば、運営している会社が有名であれば安心というところもあるかもしれません。
運営会社
- 手ぶら登園:BABYJOB×ユニ・チャーム
- ミラフィールビズ:株式会社ブリッジウェル
- 1Month:小山メディカルサービス
- おむつん:いとう教材社
- 手ぶら保育:株式会社NECOS
- おむつお届け定額サービス:学研×ネピア
ユニ・チャームやネピアなど大企業が運営しているから利用するというのも良いかもしれません。
また手ぶら登園は、ご存じのとおり全国で1310(2021年10月時点)という圧倒的な運用保育園があるため、導入も簡単。
保育園への導入は、保護者がサブスクを選び、選んだサブスク側が保育園への導入を提案していくのが一般的。導入実績が多いほど、導入しやすいことには変わりありません。
おむつのサブスクの運用しやすさの違い
保育園側の目線に立てば、1度の配送における最低セット数も重要です。
例えば「おむつお届け定額サービス」の場合には配送の最低セット数が5セットですが、ミラフィールビズや手ぶら保育の場合は1セットからお届けが可能。
保育園のおむつ保管場所によっては「いっぺんに5セットずつも保管するスペースがない」という問題もあるため、1セットずつ配送してくれることで、小・中規模の保育園でも導入しやすいメリットがあります。
保育園におむつを届けてくれるサブスクどれがおすすめ?
手ぶら登園 | ミラフィールビズ | 1Month | おむつん | 手ぶら保育 | おむつお届け定額サービス | |
おむつの種類 | ムーニー・マミーポコ | ミラフィール | パンパース | グーン | 複数メーカー | whito |
料金 | 3,278円/月 | 2,178円/月 | 非公開 | 2,500円~3,600円/月 | 2,180円~3,180円/月 | 3,278円/月 |
おしりふき | 〇 | 〇(オプション) | 〇 | 〇 | × | 〇 |
前掛け | × | 〇(オプション) | × | × | × | × |
使用上限 | なし | 2セットまで オプションにて無制限 |
なし | なし | なし | なし |
おむつ持ち帰り | なし | あり | なし | なし | なし | なし |
最低配送数 | 不明 | 1ケース | 1ケース | 不明 | 1ケース | 5ケース |
公式サイト | 手ぶら登園 | ミラフィールビズ | らくらく登園 | おむつん | 手ぶら保育 | おむつお届け定額サービス |
どの保育園におむつを届けてくれるサブスクにしようか決まりましたか?
私のおすすめは、「ミラフィールビズ」と「手ぶら保育」
それぞれのメリット・デメリットを簡単にご紹介していきます。
ミラフィールビズのメリット・デメリット
メリット
- 質の高いおむつを利用できる
- コスパが良い
- 無料サンプルでお試しできる
- 1ヶ月無償トライアルがある
- お休みした際のおむつのお持ち帰りができる
有料オプションとはなりますが、風邪などでお休みした際に保育園のおむつを持ち帰りできるのは、他のサブスクにはないメリットです。
逆にデメリットは、他のサブスクにはある「おしりふき」が有料オプションであること。
また、基本的には2セットまでしか利用できないため、無制限にする場合は有料オプションが必要なこと。
手ぶら保育のメリット・デメリット
- おむつを10種類から選べる
- コスパが良い
料金が変わるとはいえ、おむつを複数から選べるサブスクは「手ぶら保育」のみ。
ただし、手ぶら保育の場合は「おしりふき」が利用できないデメリットも。
保育園におむつを届けてくれるサブスクの選び方!まとめ
どのサブスクを利用したとしても、定額で保育園におむつを自動的に届けてくれるので、お母さん・お父さんの手間や忘れ物がなくなるメリットがあることには変わりません。
赤ちゃんに合うおむつがあるかどうか、月額料金が家計の負担になりすぎないかどうかなど、あなたにとっての目安で選んでみてください。
おむつのサブスクを実際利用した方の口コミには「月額料金それなりにするから避けてけど、園長先生に強制的に入れられて入ったら、必須レベルのサブスクだった」というものもあるくらい。今どんどんと導入されている理由がわかりますよね。
おむつのサブスクは解約も簡単ですし、一度試してみてはいかがですか?。