香水って正しく保管しないと劣化して、匂いとか色が変わるって聞いたけどほんと?
よくコスメって冷蔵庫で保管している人いるから、それが正しいのかな?
今回は香水の正しい保管の仕方と保管にベストな場所もご紹介します。
自分の好みの香水を長く使いたいと考えている人は、必読です。
香水の正しい保管の仕方
これから香水の正しい保管方法をご紹介していきたいと思いますが、今回は2段階で解説していきます。
- 簡単に誰でもできる大前提の方法
- 香水をより大切に保管する方法
1つ目にご紹介する方法は、今すぐ誰にでもできる方法。香水を保管する大前提の方法です。
2つ目にご紹介する方法は、できればみんなやってほしい方法です。香水を大切に保管したいのであれば、できるだけやってほしい方法です。
それでは、1つ目の方法からご紹介していきます。
香水が劣化する理由
香水を正しく保管する方法は、香水がなぜ劣化するのかを知ることで答えがわかります。
香水が劣化する理由は、以下の4つです。
劣化する理由
- 紫外線
- 湿度によりカビや細菌
- 温度変化
- 酸素
香水は、太陽光や蛍光灯から発せられる紫外線、高温多湿による香水のスプレー部分のカビ、急激な温度変化、そして酸素による香水の酸化により劣化します。
すべての原因が揃わなければ劣化しないのではなく、どれか1つの原因で劣化し、香りや色が変わってしまいます。
原因がわかれば、あとはそれを防げばよいだけです。
香水の劣化原因に関しては、こちらのページで詳しく解説しています↓
香水の正しい保管方法(紫外線を防ぐ方法)
香水は日の光できらきら光るので、窓辺に並べて置きたい気持ちはよくわかります。
日光は電磁波の一種で、特に紫外線は人間の肌や食べ物を腐らせるのと同じく、香水にも影響し、香りや色を変化させます。
では、日の当たらない場所に置けばよいのかというとそうではなく、お家の蛍光灯からも微量の紫外線が出ているため、同様のことが起きます。
これを防ぐには、完全に日光も電気の光も当たらない暗室に置く必要があります。例えばクローゼットなど。
香水の正しい保管方法(カビ・細菌編)
ところが、次の理由「カビや細菌」を防ぐには、クローゼットはあまりよくありません。
クローゼットの中は、特に夏場湿気が多く、香水のスプレー部分に少量残った香水によってカビや細菌が繁殖してしまうからです。
当然香水の中は、大部分がアルコールできているため、瓶の中にはカビは繁殖しません。ただ、スプレー部分にはカビが発生する可能性があるため、おすすめしません。
香水の正しい保管方法(冷蔵庫保管がダメな理由は温度変化)
紫外線と同じほどに、香水にとって温度変化はよく劣化の原因となります。
よく香水は冷蔵庫が保管に適していると言われますが、冷蔵庫は香水にとって温度が低すぎるんです。
さらに、冷蔵庫で保管していると取り出したときの温度変化によって、劣化が急速に進みます。
香水保管に適した温度は、10度~15度と言われています。冷蔵庫の温度は、0~6度。野菜室でも3~9度です。
低すぎる温度から取り出せば、その分温度変化は大きくなるため、できるだけ外気と近い温度で保管する方法がベストです。
さらに、香水を冷蔵庫で保管すると、小さなお子さんなどは間違えて口に入れてしまうリスクも。
香水の正しい保管方法(酸素による酸化)
アンチエイジングとよく言われますが、老化の1番の原因は酸素です。
酸素はあらゆる物質を劣化させる原因になります。
「酸素のない部屋に保管?無理無理」と思うかもしれませんが、香水を酸素に触れさせなければよいだけ。
酸素に触れない方法は簡単。「使い終わったらすぐにフタをしっかり閉める」これだけです。
香水の正しい保管方法(まとめ)
香水を正しく保管する条件は、以下のとおりです。
正しい保管方法
- 暗い場所に保管
- 湿気のない場所に保管
- 10~15度の場所保管
- すぐフタをしっかり閉める
日々の中で、この4つを意識して香水を保存するだけで、開封済みの香水でも長く使うことができます。
「冷蔵庫はだめなんだよね?じゃあ、この4つの条件を満たせる場所はどこなの?」
それをこれからご紹介していきます。
香水の正しい保管場所
香水の正しい保管の仕方がわかったところで、4つの条件を満たせる場所をご紹介していきます。
【香水の正しい保管場所】コスメクーラー
最近人気のコスメ専用冷蔵庫って知っていますか?
ポイント
- 香水・コスメに適温な10~15度の一定温度
- 紫外線をカットできるUVカット仕様
- リップ×14本、パック30枚など大容量
- 庫内灯付き
- 音が静か
ただただ、香水やコスメ保管のために最適な条件を作り出してくれる魔法の箱です。
湿気なし、温度変化なし、紫外線なし。カビない。すべてを満たしてくれ、そしておしゃれ。
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コスメ専用冷蔵庫おすすめランキング!口コミやメリット・デメリットもご紹介
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【香水の正しい保管場所】ワインセラー
香水とワインは非常に似ていると言われています。
ワインも13〜15度の一定の温度を保たないと味が落ち、紫外線に弱く、湿気でラベルにカビがつくことも。
冷やしすぎることもなく、さらに乾燥しすぎることもない。まさに香水に理想的な環境を作り出してくれます。
注意するべきは、光と紫外線を通さない機能付きのワインセラーを選ぶこと。
近年は家庭用の安価なワインセラーもあるため、コスメクーラーよりも安く抑えることもできます。
どちらにしても、コスメクーラーやワインセラーはお金がかかる方法。お金をあまりかけない方法もご紹介します。
香水の保管にお金をかけない方法
香水の長持ちさせるための保管は、結構大変。特に夏場は日差しも強く、高温多湿でカビやすい。
一番ベストな方法であるコスメクーラーやワインセラーはお金がかかる。
香水の1年以内に使いきるのが良い
香水の保管期間は、未開封で3年、開封後は1年で使い切るのが良いと言われています。
でも忘れていない限り、香水を3年も未開封なんてあまりないですよね。
香水のフルボトルは1年以内に使い切るのが難しい
香水のボトルの大きさによりますが、60mlや100mlになると、なかなか香水を1年以内に使い切るのは難しい。
普段使いしている香水なら良いですが、デートの時だけしか使わない香水もあるし、たくさん種類があると余っちゃうこともよくあります。
香水は少量で使い切るのが良い
使い切れない香水を1万や3万など高額な金額を出して購入するのは、コスパが悪いです。
それなら、10ml以下の香水を購入して循環を良くするほうが良いです。
最近は、4mlの香水を700種類以上のラインナップから選べる「香水のサブスク」も流行っています。
特に、まだ自分の香りを見つけられていない人や安くたくさん香水を試した人におすすめのサービスです。
詳しくは↓
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香水の保存の仕方は冷蔵庫ってホント?まとめ
香水を保管の仕方は、いろいろな条件が揃わなければ難しいことがわかりました。
巷によく聞く「冷蔵庫」は最適ではなく、10~15度で湿気のない空間。しかも暗室な場所を選ばなければなりません。
最近はコスメクーラーも流行っているので、気になる方はおしゃれでかわいいデザインのものが多いため、コスメと一緒に保管するのも良いと思います。
お金をあまりかけたくない方は、香水のサブスクを利用して、少量使い切りでいろいろ試す方法もありますよ。