iPhone(アイフォン)本体をサブスク化し、月額料金でレンタルするサービスを開始する予定があることを、Bloombergが伝えています。
つまり、iPhone本体を購入する際に、iCloudやApple Musicのように月額料金での支払いが可能になるということです。
iPhone本体のサブスク化は以前から噂としてあり、私自身もAppleのサブスクをまとめたサービスApple Oneの記事でもiPhone本体のサブスクを予想してきました。
そのiPhone本体サブスク化が現実味を帯びてきたので、今回はサブスク化のタイミングや月額料金の仕組み、これからiPhone本体をサブスク化するメリットやデメリットをご紹介していきます。
この記事は、随時最新情報を更新していきます(2022年3月27日更新)
サブスクってなに?
iPhone本体のサブスク化いつから?月額料金は?
まずは、iPhone本体のサブスク化に関する最新情報(2022年3月27日時点)をご紹介していきます。
iPhoneの本体サブスクいつから?
いち早く最新のAppleサービス受けたいと考えている人が一番気になるのは、いつからiPhone本体のサブスク化が始まるのかという点だと思います。
Bloombergの記事によると、iPhone本体のサブスクリプション化開始の時期は、以下の3つの可能性があるとしています。
- 2022年末
- 2023年までの遅延
- サブスク化の中止
今までのAppleの発表会の時期を考えると、大々的な最新デバイスやサービスの発表は3月・6月・9月・10月が多い状況。
2022年末に発表されるとすると、10月の可能性が一番高く、2023年にずれこむ場合には3月の可能性が考えられます。
ただし2022年にアメリカなどで始まったとしても、日本国内での開始は国内携帯キャリア会社(ドコモやソフトバンクなど)との兼ね合いもあるため、少し遅れる可能性もあります。
iPhone本体のサブスクの月額料金は?
iPhone本体のサブスク月額料金は、まだ正式に発表されていません。
ここからは予想となりますが、おそらく最新iPhoneと型落ちiPhoneで値段が変わってくると思いますし、Chromebookのサブスクが行うように月額プランと年額プランが用意される可能性もあります。
- 最新iPhone:月額4,300円~6,100円
- 型落ちiPhone:月額3,300円前後
最新iPhoneの月額料金に関しては、bloombergの予測になるので、信ぴょう性は高いと思われます。
恐らく年額プランの方が若干月額当たりの金額を下げてくると思いますので、100円程度の差額が出てくる可能性があります。
また、最新というよりはデバイスやメモリごとに細かく月額料金を設定してくる可能性もあります。
いずれにしても、「それじゃ、ただの分割払いじゃん」となりそうですが、サブスクにするメリットはあとでご紹介していきます。
iPhone本体をサブスクにするユーザー側のメリット
まだ月額料金やルールが設定されていない以上、あくまで予想でしかありませんが、iPhone本体をサブスク料金で支払いをすることによって、あなたにとってどんなメリットがあるのかをご紹介していきます。
メリット
- 途中解約ができる
- 常に最新デバイスが使える
- 下取りや中古に出す手間がない
- Appleからレンタルできるから安心
- 数か月利用が可能になる
途中解約ができる
まず一番メリットがあると思われるのが、途中で解約ができること。
今まではiPhone本体料金代を完済しないことには、新しい機種に乗り換えたくても乗り換えずらいことが悩みでした。
月額料金にすることで、やめたい月にレンタルを終了し、アップルまたは携帯キャリアに返品すれば良いだけなので簡単だし、いつでもやめられます。
年額プランにすると1年縛りの場合もありますし、最近の家電サブスクは年単位サブスクが多いため、年単位での解約期間となる可能性も。
下取りや中古に出す手間がない
もちろん、中にはまだ支払い途中のiPhoneでも買取してくれる業者や下取りに出して、新しい機種に乗り換える方法はあります。
ですが、怪しい業者もあったり、そのシステム自体知らない人もいるし、めんどくさい。
Appleからレンタルできるから安心
さらにSIMフリーの時代ですので、安く中古iPhoneを購入することもできますが、充電やデバイス自体が古くなったりしていて中古は不安。
レンタルであれば、誰かの中古iPhoneをAppleに返却することになるため、Appleがピカピカにして、型落ちデバイスとしてまたレンタルしてくれるので安心。
常に最新デバイスが使える
いつでも解約できるということは、いつでも最新のデバイスに切り替えやすい。
iPhoneは、約1年で毎年最新デバイスを発表しています。なので1年契約だったとしても、いつでも最新デバイスに切り替えができます。
最新デバイスを利用できるということは、カメラ機能などももちろん、最新のiOSやアプリに対応しているので、ユーザー側のメリットも大きいですよね。
古いiOSを使うことで、セキュリティ面での不安も大きくなるので、最新デバイスに切り替え続けるのは、大きなメリットです。
さらに現在の予定では、Apple IDとApp Storeアカウントがあれば簡単にサブスクを購入できるようになるらしいので、購入方法もスマホで簡単に行えます。
数か月利用が可能になる
年額プランのみになればできませんが…
- 期間限定で2台持ちしたい
- ちょっと最新機種を試してみたい
- レビュー用にレンタルしたい
などいろいろな使い方ができるメリットも増えます。
iPhone本体をサブスクにするApple側のメリット
メリット
- 新古品としてサブスク市場に流せる
- 半導体不足の解消
- 環境にやさしい会社としてアピール
- ユーザーが最新iOSで使ってくれる
新古品としてサブスク市場に流せる
ユーザー側のメリット部分でもメリットとしてご紹介したことですが、レンタルを終了したデバイスを一度Appleに返却し、新たにAppleが故障個所などを修正して、新古品としてまた別のユーザーにレンタルできます。
そうすることで、一台にかかるコストも減らすことができ、長く一台のデバイスを市場に残しておけます。
半導体不足の解消
長く一台のデバイスを市場に流し続けることで、現在世界的な問題となっている半導体の不足を解消することができます。
故障個所を直して、新古品として市場に流せば、型落ちのiPhoneに半導体を割く必要がなくなり、最新機種に半導体を使うことができます。
そうすることで、最新iPhoneが半導体不足で数量限定発売などにならずに済みます。
環境にやさしい会社としてアピール
もう一つの最近の流れとして、SDGs(持続可能な開発目標)に力を入れている会社としてブランド力アップにもつながります。
すでに世界的なAppleは逆に言えば、SDGsに力を入れないわけにもいきません。
今まで買取として販売していた際には、古いものはユーザーによって捨てられる場合も多く、またどんどん新しいものを使うことで資源を使い続け、環境的にはあまりよくありませんでした。
サブスクにすることで、多くの人が1つのデバイスを数珠つなぎで使い続けてくれれば、環境にやさしい会社とイメージを持つことができ、ブランドイメージアップにつながります。
ユーザーが最新iOSで使ってくれる
最後のメリットは、ユーザー側が最新デバイスを使うことで、最新iOSを使ってくれることです。
古いデバイスを使われると、そのためのセキュリティパッチを用意し続けたり、サポートが必要になります。
サポートに人件費がかかったりと、Apple側としては良いことがないため、最新デバイスを使い続けてくれる方がメリットは大きいんです。
iPhone本体のサブスク化いつから?月額料金やメリット・デメリット!まとめ
まだiPhone本体のサブスク化がAppleから正式発表されたわけではありません。
でも、サブスク化することでこんなにもメリットがあれば、iPhoneを使うユーザーも増えることが考えられますし、今の時代背景を考えてもサブスク化は必須となると思います。
今後最新情報がある度に更新していきますので、ぜひブックマークをして楽しみにしていてください。
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