この記事では、「子どもが電動歯ブラシを使っても良いのは何歳なのか」について解説します。長年家族で電動歯ブラシを使用しているので参考になるかと思います。
また、「そもそも電動歯ブラシは子どもに必要なのかということ」「年齢によって使えない場合のおすすめ歯ブラシ」と「使える場合のおすすめ電動歯ブラシ3選」を解説します。
歯ブラシを嫌がるお子さんに悩んでいる方や、虫歯がちなお子さんに電動歯ブラシで仕上げをした方が良いか悩んでいる方など子どもに電動歯ブラシを使うべきか悩んでいる方には、わかりやすく解説しています。
子ども用電動歯ブラシはいつから使っても大丈夫?
電動歯ブラシの対象年齢は製品それぞれで違いますが、おおよそ3~4歳と言われています。
ですが、年齢よりも目安として「乳歯がすべて生えそろってから」というのが大切です。
電動歯ブラシを子どもだけで使っても良いのは何歳?
乳歯が生えそろってから使用しても良いのは、大人が仕上げ磨きをする際の話。
電動歯ブラシは正しく使うことができなければ、逆に歯茎を傷つける原因になってしまいます。
電動歯ブラシの正しい使い方は、「歯茎に45度の角度でそっと当てる」こと。小さな子どもが電動歯ブラシを正しく使うことは結構難しいんです。実際私に息子も電動歯ブラシを使ってガシガシ磨いてしまうことがありました。
子どもだけで電動歯ブラシを使う場合には、永久歯が生えそろってから(おおよそ小学生中学年~高学年以降)が望ましいと思います。
電動歯ブラシが使える年齢以前のおすすめ歯ブラシ
乳歯が生えそろう前、つまり電動歯ブラシを使えるようになる年齢前の赤ちゃん用の歯ブラシで人気な商品を2つ紹介します。
歯医者さんで使う器具と同じ形状をした15°ななめネックが特徴の「テテオ はじめて歯みがき仕上げみがき用」は、乳歯のへこみ部分や歯と歯の間の隙間も磨きやすく人気NO1の商品です。
もう1つは、奥歯が生える12か月から使えて、仕上げ用のブラシもセットになった「ピジョン ママとしっかり 仕上げみがきセット」。
仕上げ磨きブラシはヘッドが薄くて小さいため奥歯まで届き、さらに歯ぐきをキズ付けない短い極細毛ブラシを採用しています。
【電動歯ブラシは子どもに必要?】電動歯ブラシが子どもに与える影響
そもそも子どもに電動歯ブラシを使うメリットはあるのでしょうか?むしろ親御さんならデメリットも心配になると思います。
子どもに電動歯ブラシを使うメリット
メリット
- 歯磨きキライな子どもが歯磨きに興味を持つ
- 歯磨きの時短になる
- 歯茎を傷つけない
- 歯に当てるだけでキレイに磨ける
- 多くの歯垢を除去できて、虫歯のリスクを軽減できる
電動歯ブラシを使用して1日2回、2分間、歯科医師推奨の正しいブラッシング方法を実践することで、一般的な手による歯磨きに比べて歯垢を除去できるといわれています(参考:P&G歯垢を除去して、歯石の蓄積を防ぐ方法)
さらに、歯ブラシを噛んでしまうお子さんも多いと思いますが、電動歯ブラシを使用することで噛むことがなくなったという意見や歯磨き自体に興味を持つお子さんも多いようです。
また、電動歯ブラシの方が手早くキレイになることが多いため、歯ブラシがキライなお子さんのイヤな時間を少しでも短くすることもできます。
子どもに電動歯ブラシを使うデメリット
デメリット
- 正しい歯の磨き方を覚えない
- 正しい使い方でなければ歯や歯茎を傷つけてしまう
- 思わぬ事故につながる
お子さんに電動歯ブラシを使わない一番大きな理由は、子どもが正しい歯磨きの方法を覚えないという理由が多いです。
実際、お子さんだけに電動歯ブラシを使うことは事故のリスクもありますし、正しく磨くことができなければ歯や歯茎を傷つける原因になってしまいます。
そのため、永久歯が生えそろう前までは手磨き歯ブラシで親御さんと一緒に正しい歯ブラシの使い方や磨き方を学び、手直しに電動歯ブラシを使うことがベストと言えます。私も歯垢などをより取り除ける電動歯ブラシで手直しをしていました。
子ども用電動歯ブラシの選び方
それでは、子ども用の電動歯ブラシを購入する際の注意点や選び方を解説します。
電動歯ブラシの種類
電動歯ブラシの種類
- 音波式電動歯ブラシ
- 回転式電動歯ブラシ
- 振動式電動歯ブラシ
回転式電動歯ブラシは、非常にパワーが強くより歯垢を除去してくれますが、使い方によっては歯茎を傷つけるリスクが高く、逆に振動式電動歯ブラシは、振動回数が低くくてパワーも弱いため磨き残しに繋がりやすくなります。
最も人気なものは「音波式電動歯ブラシ」。音波の振動によってできた水流や気泡によって、歯ブラシがあたっていない部分の汚れも取ってくれ、さらに歯茎を傷つけにくい特徴もあるため、一番おすすめな電動歯ブラシです。
歯ブラシヘッドの大きさやブラシの硬さに注意
歯ブラシのヘッドが大きすぎると、お子さんの小さな口であれば奥歯にブラシが行き届かないことがあり、磨き残しや歯石の原因にもなることも。
さらに毛先が硬いと歯茎を傷つける原因になるため、お子さんにあったやわらかさのブラシを選ぶ必要があります。
替えブラシのコストを考える
お子さんの中には、ブラシを噛んでしまう子も多いと思いますし、基本的にはブラシの衛生面を保つためには1ヶ月に1度交換するのが望ましいと言われています。
しかし、電動歯ブラシは本体もそれなりの値段しますし、消耗品の替えブラシにコストがかかると、継続に気がひけてしまいまうのでできるだけコスパの良い電動歯ブラシを選んでみると良いです。
ここからは、コストも抑えられるおすすめの電動歯ブラシを紹介しますので、参考にしてみて下さい。
【安くておすすめの子ども用電動歯ブラシ】ランキング
それでは、コストも抑えられる人気の子ども用電動歯ブラシを3つ紹介します。
実際に家族で使っている電動歯ブラシもあるので、参考にしてみてくださいね。
おすすめ3選
- ブラウンオーラルB すみずみクリーンキッズ
- Fairywill 電動歯ブラシ こども用
- ガレイドデンタルメンバー
【おすすめ3位】ブラウンオーラルB すみずみクリーンキッズ
ブラウンオーラルB すみずみクリーンキッズ | |
本体値段 | 1,627円 |
替えブラシ値段 | 1本124円 |
対象年齢 | 3歳 |
種類 | 回転式 |
電源 | 充電 |
重量 | 115g |
小さいお子さんが手に取りたくなるピカチュウがデザインされたオーラルBのキッズシリーズ1番人気。
ソフトな極細毛なのでお子さんの歯茎にも優しいデザインですが、回転式なので使い方によっては歯茎を傷つけてしまう可能性もあるため3位。
WEBコンテンツと連動しており、スマホに2分間ポケモンが出現するのでお子さんが楽しく磨くことができますよ。
【おすすめ2位】Fairywill電動歯ブラシ こども用
Fairywill電動歯ブラシ こども用 | |
本体値段 | 2,380円 |
替えブラシ値段 | 1本275円 |
対象年齢 | 3歳から |
種類 | 音波式 |
電源 | 充電 |
重量 | 130g |
毎分38000回の高速音波振動により、歯垢をしっかりと除去してくれる音波式の電動歯ブラシ。ブラシは、W形状の柔らかな極細毛。
ソフト・クリーン・マッサージの3つのモードがあり、30秒ごとにタイマーで教えてくれて、歯科医師提唱の2分間しっかり磨くことができます。
うさぎのキャップなどデザインもかわいいので、お子さんの歯ブラシが楽しくなります。
【おすすめ1位】ガレイドデンタルメンバー
ガレイドデンタルメンバー | |
本体値段 | 無料 |
替えブラシ値段 | 1本280円 |
対象年齢 | 乳歯が生えそろったら |
種類 | 音波式 |
電源 | 充電 |
重量 | 62g |
今まで紹介してきたのは、買い切りの商品でしたは、ガレイドデンタルメンバーは定期的に替えブラシを1つ280円(送料無料)で送ってくれるサブスクリプション(定期便)です。
特筆すべきことは、なんと本体が無料ということ。しかも、ガレイドデンタルメンバーを使い続けていれば、永久に保障されるので故障しても新しいものと替えてくれるので本体代がずっとかかりません。かかるのは替えブラシ代280円だけ。
ガレイドデンタルメンバーは、大人用と子ども用の替えブラシがあるため、替えブラシを交換することで家族で共有することもできます。

ガレイドデンタルメンバーに関しては、こちらの記事実際に私が使った感想を解説していますので、良かったら読んでみて下さい。
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【電動歯ブラシの子ども用は何歳から使える?】まとめ
歯ブラシってお子さんにとってはイヤな時間ですよね。私の子もすごく歯ブラシの時間がキライで、歯ブラシの絵本などを使ってなんとかなだめながら歯ブラシをしていました。
でも子どもの歯を守ってあげるのは親だけですので、お子さんが歯ブラシを覚えると同時にしっかりと親が仕上げ磨きをしなければなりません。
初めは嫌がるかもしれませんが、私の子も5歳から電動歯ブラシで仕上げ磨きをしていましたし、今のところ一本も虫歯はありません。
この機会にお子さんにあった電動歯ブラシを選んでみて下さい。